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執筆者の写真東都 BaseballWeb

北海道日本ハムファイターズドラフト2位 五十幡亮汰副主将 指名あいさつ

更新日:2021年3月15日

11月6日 中大多摩キャンパス

先日のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズ(以下日本ハム)より2位指名を受けた五十幡亮汰副主将(法4=佐野日大)への指名あいさつが行われた。日本ハムからは、大渕隆スカウト部長、坂本晃一担当スカウトが訪問。中大野球部からは清水達也監督、福原紀彦部長が出席した。



▲左から大渕スカウト部長、坂本担当スカウト、五十幡副主将、清水監督

以下、記者会見コメント

〜出席者あいさつ〜

大渕スカウト部長

「五十幡くんとご縁がありまして、大変喜ばしく思っております。私は高校3年生のときに彼を見て、とても期待していました。5年越しでお会いすることができて大変喜ばしく思います。また、2023年に新球場ができますので、そこのダイアモンドを駆け巡っている五十幡くんを想像しながら今日は来ました」

坂本担当スカウト

「12球団の中でスカウトがおそらく100名強おりますが、そのスカウトの中でも私が一番五十幡くんを追っかけたのではないかと個人的には自負しております。心技体すべてを持ち合わせた五十幡くんに今日あいさつできるのを誠に嬉しく思います」

福原会長

「中央大学は北海道から進学する学生数が実は東京で一番多い大学であります。また、御父母の方々の強力なネットワークもあるので、そういった方々から五十幡くんの指名を歓迎する声が届いており、大変喜ばしく思います」

清水監督

「大学のリーグ戦も全日程を終了しまして、本人は今日の会見もありますし、気持ちの方はプロ野球のほうにも向いていると思いますので、本日はよろしくお願いします」

五十幡副主将

本日はこのような会を開いていただきありがとうございます。私は埼玉県出身ですが、小さい頃から日本ハムファイターズの試合を見させていただいて、ファンの方をはじめ温かい球団に入ることができてとても嬉しく思います。指名していただいた期待に応えられるように、球場をかき回せられるように頑張りたいと思います。今日はよろしくお願いします

~質疑応答~

――指名挨拶されての感想

「ドラフト当日のときはプロ野球選手としてプレーすることができるという実感がまだ正直湧きませんでした。ドラフト会議から数日経って、たくさんのお祝いのメッセージもいただきましたし、小さい頃から夢見たプロ野球選手というのを活躍できるように頑張ろうと今は思っています」

――家族への想い

「両親には苦労を掛けたので、感謝の気持ちでいっぱいです。リーグ戦が昨日の方まで行われていたので、直接感謝の気持ちは伝えていませんが、帰省するときに感謝の気持ちを伝えたいです」

――ドラフト指名後の練習で変えたことはあるか

「リーグ戦があったので変えたことは特にはないです。大学4年間で見ると、野球に対する考え方、取り組み方は変わったと自信を持って言えるので、その点をプロに入った時も続けて、一軍で活躍できるような選手になりたいと思います」

――大学4年間で変わった点

「野球に関する考え方の部分です。足が速いという自分の最大の長所がある中で、高校のときは走らなければいけないというプレッシャーを感じて、盗塁から目を背けていた時期がありました。ですが、大学に入って本当にプロ野球選手になりたいと思ったときに、このままではなれないというのを感じましたし、まずは一番の長所である盗塁の部分で自分に磨きをかけようということでそこから動画を見たり、すごく研究しました。その辺の野球に対する取り組み方が一番変わったと思います」

――参考にしている選手

「日本ハムの西川遥輝、元ヤクルトの福地寿樹選手、赤星選手(憲広・元阪神タイガース)、鈴木尚広選手(元読売ジャイアンツ)です。一通り色々な選手の動画を見させていただいて、この選手のここの部分というのはありませんが、自分のスタートを練習で見つけようとしてきました」

――日本ハムの印象

「小学校の時から見させていただいていました。ファンの方の愛がすごいというのが第一印象で、すごく温かい球団だと思います。ファンの方に一日でも早く名前を覚えてもらい、自分の走っている姿を見てもらえるように頑張りたいと思います」

――日本ハムの中で話をしてみたい選手

「西川遥輝選手。技術的なものを聞いてみたいです。自分のモノになれるものをどんどん吸収していきたいです」

――獲得したいタイトル

「まずはプロ野球選手としてけがをしないということが一番にありますし、一軍で全試合フル出場できる選手になりたいと思います。その中で、最大の武器である足を生かして、周東さん(佑京・現ソフトバンク)が活躍していますけど、負けないように盗塁王を取りたいです。また、足だけじゃなくて走攻守で活躍できるような選手になりたいので、そういう点では近藤選手(健介・現日本ハム)の出塁率にも負けたくないですし、ゴールデングラブもとれるような選手にもなりたいです」

――お母さんについて

「まずは『今までありがとう』と伝えたいです。ここからがスタートだと思うので『これから全力で野球をしているところを見せるので見守っていてください』というのも伝えたいと思います」

ーースカウトについて

「高校の時から見ていただいていたという話を聞いて、すごいうれしい気持ちがありました」

ーーファンの方へのメッセージ

「一日でも早く、札幌ドームでプレーできるように頑張りたいと思いますし、応援をよろしくお願いします」

ーー佐野日大の松本前監督との会話

「松本監督には、あいさつをさせていただいて、高校の時にお世話になった方なので『ありがとうございました』という感謝の気持ちは伝えました。『おめでとう』と、元気な声で言っていただいて、すごくうれしかったです」

ーー栃木県の方々へ伝えたい言葉

「高校三年間、甲子園を目指して過ごした場所なので、お世話になった場所ですし、自分が活躍する姿を見て自分も五十幡みたいになりたいといってくれる選手が一人でも増えるように活躍する姿を見せたいと思います」

ーープロで対戦してみたい選手

同学年で活躍している、オリックスバファローズの山本由伸投手。すごい刺激を受けているので対戦したという思いがあります。(頭の中でのシミュレーションは)まだそこまではしてないです」

坂本担当スカウト

ーー一番変わったところ

「変わったというより、われわれにはエリア担当がありまして、ドラフト指名直後に『ありがとう、うれしいよ』と五十幡君の高校の時のスカウトが、すぐに私のところに連絡をくれました。私自身は昨年からこの仕事をやっていてこの二年間よく見させていただきました。昨年は少し悩んでいたり、壁にぶつかって少し本人のパフォーマンスが出なかったりということもありました。今年の冬頃からは、清水監督の熱血指導を受けまして、黙々とやっているという印象を受け、裏表がなく、絶対に弱音を言わない、疲れた顔を見せないというところが見られて、人間的に成長したなと感じました」

試合中とグラウンド外の差について

「全然雰囲気が違いますね。こうしていると(会見場のスーツ姿では)普通の立派な学生ですが、いつも神宮球場で拝見していますと、オーラがある選手でしたので、少しイメージは違いますね」

日ハムの中では誰が近いか

「やはり本人も挙げていましたけれど、西川選手。彼の場合は脚だけでなく、色々と良いところを持っているので、日本ハムでこの選手ということではなくて、ファイターズの中で、彼なりのオリジナリティーを持った選手になってくれるとも期待しております」

清水監督

思い出に残っているエピソード

「五十幡が一年生の時から、監督をやっていますが、一年生の時はすごく苦労したところがありました。そのときの辛く、しんどそうな姿が印象に残っていますが、そういった経験をして、先ほどスカウトの方が言ってくれましたけれども、精神的な部分ではすごく成長したと思います。努力もずっと継続しているので、足が注目されますけれども、それ以上に気持ちの部分でも強い子なので、首位打者も狙えるくらいの努力はしてくれると思います」

▲栗山英樹監督直筆のドラフト会議IDパスを手に、ガッツポーズをする五十幡

▲弊部発行のドラフト号外号を手に笑顔を見せる五十幡

▲2023年に設立される新球場のイメージ図を手に持つ五十幡。新球場のダイヤモンドを駆け巡ってくれるだろう

▲中央大学マスコットキャラクターの「チュー王子」と記念撮影

◇五十幡亮汰(いそばたりょうた)◇

生年月日:1998年11月27日

学部学科:法学部政治学科

身長・体重:171㌢・67㌔

出身:埼玉県行田市

経歴:行田東フェニックス(軟式)→東京神宮リトルシニア(硬式)→佐野日大高

記事・写真 「中大スポーツ」新聞部

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