10月28日 神宮球場
チーム 123 456 789=R H E
国学大 100 000 000=1 5 2
中 大 100 001 500=7 9 0
[国]上出、池内、諸見里、田中、日暮ー福永、加藤
[中]植田ー古賀
[本]〈中〉牧(6回1点)、倉石(7回3点)
◆スタメン◆
1[右]坂巻 尚哉(経4=千葉経済大付属) 2[中]五十幡亮汰(法4=佐野日大) 3[一]内山 京祐(文4=習志野) 4[二]牧 秀悟(商4=松本第一) 5[指]倉石 匠己(経4=東海大市原望洋) 6[捕]古賀 悠斗(法3=福岡大大濠) 7[左]中田 悠斗(経3=藤枝明誠) 8[三]石田 瑛平(商3=習志野) 9[遊]中川 拓紀(商3=宇治山田商)
P 植田 健人(経3=興国)
先日の国学大1回戦で5敗目を喫して後がない中大。同一カード連敗を避けるべく、五十幡を再び2番に据え、森下を今季初めてスタメンから外すなど打順の大幅な入れ替えを行い、3、4年生中心のメンバーで勝負に臨んだ。
先発は今季初めて2回戦の先発となった植田。しかし、1回表から先制を許し、立ち上がりは苦しい展開となる。不穏なムードが漂う中大だったが、その裏に五十幡がライト前ヒットと盗塁でチャンスを広げる。そして迎えたのは4番牧。昨日中大打線を抑え込んだ国学院の先発・上出に対して「逆方向へ打とうと意識があった」とライトへの適時打を放ってすぐさま同点に追いつく。
▲「何とかしてくらいつきたい」とこの試合2安打2盗塁の活躍を見せた五十幡
援護をもらった植田は、5回表まで2安打、2奪三振と安定した投球を見せる。しかし、中大も古賀のヒットなどでチャンスを作るが、あと一本が出ず、後続が抑えられて得点に繋がらない。
そして迎えた6回裏、先頭打者として打席に立ったのは牧。昨日に続いてマウンドに立った国学大の左腕・諸見里俊に対して「昨日多く投げていたカットボールを狙った」と内角に入った2球目をレフトスタンドへ運び、中大が先に2点目を入れた。主将の今季2号本塁打でここで中大が逆転した。
▲駒大1回戦以来の牧の高い弾道でのホームランで中大逆転。
中大の勢いは止まらない。7回裏には石田瑛のヒットを皮切りにチャンスを作ると、内山の2点適時二塁打で4点目を挙げた。そして二死一、二塁の場面で回ってきたのは倉石。豪快な一振りで打球をレフトへ運ぶとこれが今季初の本塁打となり、更に3点を追加。この回で一挙5点を追加し、国学大を大きく突き放した。
▲ダイヤモンドを一周してチームメイトに迎えられる倉石
点差を6とした中大。大量リードをもらった植田は7回以降も継続して登板。疲労を感じさせないスムーズな投球で7、8回を無得点に抑える。そして迎えた9回表。植田にとって大学野球人生で一番身が引き締まった場面であったかもしれない。それでも堂々たる投球でペースを崩さない。2人目に二塁打を打たれて、二死三塁のピンチを招くも、最後の打者をきっちり打ち取ってゲームセット。植田は自身にとって初、そして中大の投手として数年ぶりの完投勝利を成し遂げた。
▲9回を投げ切って充実感あふれる表情の植田
試合を振り返って清水監督は「昨日はあんな負け方をしてしまったので、4年生たちが活躍してくれて嬉しい」と語った。4年生たちもそうだが、今のチームで戦えるのも残り2試合。メンバー全員が一丸となって亜大との最終戦で後悔が残らないように戦い抜くことに期待したい。
◆試合結果◆
○中大7-1国学大●(中大1勝1敗)
◆お知らせ
次戦は11月3日に9:00から神宮球場にて行われる対亜大1回戦です。
記事・写真 「中大スポーツ」新聞部
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