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  • 執筆者の写真東都 BaseballWeb

矢吹の勢いが止まらない!! 上級生パワーで東農大ねじ伏せる

更新日:2021年10月27日



今季も試合数が少なくなり、なんとしても2位を死守したい東洋大は一條(東洋大①)が初先発。一條は2失点と苦汁を飲まされたものの、上級生たちの大健闘で東農大相手に2勝目を挙げた。



初先発の一條は2失点と悔しい結果に


 一條がついに先発として登場した。観衆の期待が集まる中、マウンドに上がった一條だったが、先頭打者から右前打を許し、暴投であっさり先制点を奪われる。三回も再び右腕に抑えが効かなくなり、最初から四球を与えるとそこから上位打線に連打を浴び、痛恨の2点目を献上。一條は悔しそうにマウンドを見つめた。



 一方、東洋大ナインは初回からダイヤモンドを駆け巡る。2死から佐々木(東洋大④)と小口(東洋大③)の三塁線上への痛烈な当たりで一気に同点に。続く矢吹(東洋大③)も前日同様に安打からの失策で三塁に到達し、2点目をもぎ取った。



 運も味方につけた矢吹の勢いは止まらない。四回、再び打席に立った矢吹の放った打球はアーチを描きながらぐんぐん右方向へ伸びていき、スタンドに着弾。東農大相手に2度目の本塁打を放った矢吹はうれしさのあまり、応援団にも手を振り、喜びを分かち合った。



猛打賞で大活躍の矢吹



 四、五回は野澤(東洋大②)が登板。野澤は2イニング三者凡退と抜け目のないピッチングを披露すると六回は河北(東洋大③)がマウンドへ。河北は井口(東農大)を二塁まで進ませたが、2死から和田泰(東農大)の内野安打の間に松本憲(東洋大①)と加藤響(東洋大①)のファインプレーで井口を挟み、東農大をシャットアウト。土壇場を切り抜けた。



 追加点が欲しい野手陣は、七回、橋本吏(東洋大②)が北海道から来た家族の声援に応える執念の内野安打で一塁に立つと、続く石上泰(東洋大②)の右安打、松本渉(東洋大③)の犠飛でダメ押しの1点を追加。投手陣にさらに援護点を与えた。



 七回は石上祐(東洋大②)、八回は柿本(東洋大①)が無失点。柿本は同学年の一條が攻略できなかった上位打線を全員打ち取り、1イニングを9球で終わらせた。九回にはおなじみの羽田野(東洋大③)が二塁打、四球と最後まで不安定な投球を見せたが、最後は東農大打線を封じ込め、2試合ぶりに試合を制した。



 矢吹は3打数3安打で猛打賞の活躍。昨季は途中からスタメン落ちを経験し、ベンチスタートと悔しい思いをしていたが、今季は運さえも味方につけ、2部打率トップの活躍で大成長を遂げている。また、今まで不調だった主将の佐々木や4番の小口が存在感を示し、好打順打線がようやく目覚めた模様。来季の1部昇格に向け、最高のコンディションで最後の神宮に向かう。



(左から)小口、佐々木は上位打線の役割を果たした



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