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細野155球の超熱投!首位中大撃破で後半戦へ




絶好調な中大に大差をつけ勝利した衝撃の試合から一日が過ぎた。三連勝すれば春リーグ戦4連覇も見えてくるというターニングポイントとなる試合を迎えた東洋大の戦士たち。前日のインタビューで「明日の戦いも勝たないと中央大にチャレンジ失敗という形になる」と述べた杉本監督。細野(東洋大②)の活躍でチームは勝利し、中大に対してチャレンジ成功を収めた。


前日同様、初回から東洋大打線が止まらない。三回には加藤響(東洋大①)の二塁打に続き松本(東洋大③)の適時打で加藤響がホームイン。勝利につながる大事な一点を獲得した。しかし、その後は交代した石田祐(中大)の前に本塁が遠い展開が続く。


中大にプレッシャーを与えるためにもう1点追加しておきたい9回表。代打として登場した宮本(東洋大②)が出塁、続く橋本吏(東洋大②)も中大の失策により無死二、三塁に。しかし、その後の廣岡(東洋大③)の三塁へのゴロが好守に阻まれ併殺になり、追加点にはいたらなかった。


9回裏には再び古賀に四球を与え出塁を許す。中大にとっては同点の走者となる古賀で是非とも攻めに行きたい場面。しかし、細野は前2打席で古賀に植え付けたけん制の恐怖心で一塁ベースに釘付けに。中大のベンチからも「じっとしとけ!」と声をかけられるほど。その直後、森下に死球を与え2死一、二塁のピンチを迎える。窮地の場面でも細野は動じることはなく、高橋隆(中大)を見逃し三振に抑え、試合は幕を閉じた。細野にとって初勝利が決まった瞬間、「冷静にうれしかった」と述べたように彼の表情には笑みが浮かんでいた。


初完封で14奪三振無失点という素晴らしい記録を残し、150球以上投げた九回でも149㌔の記録を披露し勢いが止まることはなかった細野。「途中で脇腹が痛くなった」というものの完封できなかった昨年と比べて成長を見せた。


今回注目を集めた細野はまだ2年生。今後彼は神宮球場でどんな記録を残し、どのような景色を我々に見せてくれるだろうか。「上茶谷には及んでいないね」と述べた杉本監督の期待も大きい。好順位で後半戦を迎えることになったが、残塁の多さに課題あり。今後の試合でどこまでチームが修正できるかが、春連覇の鍵になるに違いない。



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