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タイブレークの末敗れる 入替戦の行方は最終日に


タイブレークで意地の左安を放った佐々木



まさかの4連敗を喫し、迎えた最終カードは駒大との直接対決に。タイブレークで勝ち越しに成功したが、反撃を喰らい4対5で敗れた。


初回から試合が動いた。先頭の松本渉(東洋大③)が出塁すると小口(東洋大③)が右中間へ打球を運び、先制する。勝利への執念で激走し、三塁に到達した小口は雄叫びをあげた。続く木村(東洋大④)の内野安打によりすぐさま2点目を奪取し、幸先のいいスタートを切る。


この日先発のマウンドにあがった細野(東洋大②)は初回から三者凡退に抑え、上々の立ち上がりを見せる。しかし、四回にアクシデントが発生。佐藤勇(駒大)の放ったピッチャーライナーが細野の左手に直撃した。細野は痛みのあまり、マウンド上でうずくまる。治療後、再び姿を見せたがマウンドに一礼し無念の降板。マウンドを石上祐(東洋大②)に託した。しかし、突然のアクシデントに動揺したのか制球が定まらず。1点を献上してしまう。


中盤以降は互いに無得点。2対2で決着はつかず、延長十回タイブレークへ。瀬川(東洋大④)の犠飛、佐々木(東洋大④)が主将として意地の左安を放ち、渾身のガッツポーズ。スコアボードに『2』を刻むと、ベンチも喜びを爆発させた。


何としてでも2点を守りきりたい十回裏。これまでにない緊張感が神宮に漂う。しかし、この張り詰めた空気に松澤は耐えきれなかった。与倉(駒大)に痛恨の二塁打を浴び、差は1点に。絶対に抑えたいところだったが、続く鵜飼(駒大)にも左安を放たれ二人の走者が生還。4対5でサヨナラ負けを喫した。入替戦の行方は最終日に持ち越されることに。


「14日なんかない。今日の試合だ」杉本監督からの言葉に応えようと、いつになく真剣な眼差しで戦った。残されたチャンスはあと一度だけ。勝利の女神が東洋大に微笑むか。入替戦回避を懸けて運命の一戦に挑む。









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