新型コロナウイルスの影響で変則的な日程となった昨秋リーグ戦。東洋大はその戦いを下級生で乗り越えた。機は熟し、戦国東都の頂を目指す戦いを前に選手たちは何を思うのか。東都ベースボールWebでは、独占記事3本を含むスポーツ東洋インタビューを14日間お届けする。
第2日目は、昨シーズンは中継ぎとしてチームを支えてきた山内響投手(東洋大4年)。力強いピッチングから投球術を意識し緻密なピッチングを目指したこの冬の取り組みや大学ラストイヤーへの意気込みを語った。(取材日・3月2日、聞き手=小林夏実)
ーー昨シーズン課題に感じたことはありましたか
盗塁を結構されたので投球術という面を研究しましたね。間の取り方であったりとかプロ野球とか社会人野球の試合を観てどういった間で投げているのかなというのを研究してました。そういったところで良いと思ったところは取り入れています。
ーーフォームの他に変えたことはありますか
今までのピッチングはまっすぐで押して押して押して、という感じだったんですけど、ちょっと賢いピッチングをしようかなと思ってバッターをよく見て投げるようにしていますね。
ーー理想としている投手像は
広島の森下暢仁投手は投球術であったり配球などを結構参考にしています。決して森下投手が強気で押すタイプじゃないとかではなくて、投球の幅を感じる場面が多いので理想的だと思いますね。
ーーバッテリーではどのような話をしていますか
自分はコントロールがアバウトなピッチャーなので強いボールをゾーンに投げてファウルを打ってもらったりしようという話をしています。
ーー後輩の選手にもアドバイスもらうことは
自分は全然あります!特にフォームを変えてからは、周りから「松澤に投げ方が似ている」と言われるので、松澤に体重移動の仕方とか聞いたりしました。そういう時は先輩とか後輩とか全く気にせずに聞きにいきますね。
ーー他によく話す選手はいますか
同じピッチャーの高木とか大宮とか溝口とかですね。お互いに結構アドバイスしあって見たり、見てもらったりって感じですね。
ーー期待する選手は
春から東洋大姫路の柿本(晟弥)っていう後輩が入ってくるんですけど、地元も一緒で中学時代のチームも一緒で、中高大と同じになるので親近感があります。その分、頑張ってほしいなと思います。
ーー球速は意識していますか
去年までは結構意識していたんですけど今は強くてストライクが取れるボールの方、球質の方を意識しています。
ーーいよいよ今年は大学ラストイヤーになりますね
そうですね。去年は春が中止になって、秋の1シーズンしかなくて優勝できなかったが悔しかったです。なので、今年はしっかりと2シーズン優勝して、先輩方がずっと目標に掲げていたグランドスラムを獲って卒業したいです。
ーーそれでは、最後に今シーズンに向けて目標と意気込みをお願いします
さっきの話と重なりますけど、チームとしての目標はもちろん優勝です。自分個人としての目標を掲げるのであれば、先発でも中継ぎでも負けをつけないでシーズンを終えたいです。そうすれば、自ずとチームに貢献できると思うので。
◇プロフィール◇
山内響(やまうち・きょう)
身長・体重/183㌢・81㌔
生年月日/2000・2・15
血液型/O型
趣味/釣り(食べれる魚しか釣りたくない)
マイブーム/新しく韓国のfromis9っていうグループにハマっている
最近見た映画/Netflix映画『ザ・コール』(マジで怖くてビビりました)
嫌いな食べ物/お菓子のさやえんどう(小学校くらいの時にバスでずっと食べてたら酔ったかなんかで気持ち悪くてそれだけは食べられない。野菜は平気)
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